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固定資産管理システムの導入失敗に学ぶ!主な原因と回避策を徹底解説

固定資産管理システムを導入したものの、「法改正に追い付けなくなった」「過去データが参照できなくなった」「他のシステムと連携できず二重入力が解消しなかった」といった声は、経理・財務担当者から繰り返し聞かれます。導入費用や業務停止リスクを考えると、システム選定の失敗は企業にとって大きな損失です。

本記事では、固定資産管理システムの導入でよく起きる失敗パターンとその背景を整理した上で、失敗を防ぐための選定ポイントを解説します。あわせて、導入支援体制や連携機能に定評のあるサービスもご紹介します。

さらに、記事末尾では主要な固定資産管理システムを比較できるピラー記事も案内しています。複数製品を横並びで検討したい場合は、そちらもあわせてご覧ください。

この記事を読むとわかること
  • 固定資産管理システムの導入でよく起きる5つの失敗パターンとその原因
  • 法改正・会計基準対応で失敗しないシステム選定の考え方
  • データ移行・システム連携の失敗を防ぐ確認ポイント
  • 導入支援・保守体制の確認で見落としがちな観点
  • 導入失敗リスクの低減につながるサービスの選び方と代表例
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固定資産管理システムの導入で起きやすい5つの失敗パターン

ここでは、固定資産管理システムの導入・運用において実務担当者が経験する代表的な失敗パターンを整理します。いずれも、導入前の検討段階で防げるものがほとんどです。

法改正・会計基準対応が追い付かず、再導入を余儀なくされる

固定資産管理の実務では、税制改正(耐用年数改正・特別償却制度の追加・廃止)、会計基準の変更(2027年4月1日以後に開始する事業年度から強制適用される新リース会計基準(企業会計基準第34号、IFRS16号をベースに策定))など、定期的に対応が求められる改正が発生します。オンプレミス型のシステムでは、法改正のたびにベンダーへのカスタマイズ依頼や自社でのマスタ改修が必要になるケースが多く、改正タイミングに間に合わず税務リスクが生じることがあります。

特に、2027年4月以降に開始する事業年度から原則適用となる新リース会計基準は、全リース取引のオンバランス化(使用権資産・リース債務の計上)を義務付けるもので、既存システムがリース資産管理に対応していない場合、別ツールの併用や再導入が必要になるリスクがあります。システム選定時点でこの対応状況を確認しなかった企業が、対応期限が迫る段階で追加費用と業務停止リスクに直面する事例は珍しくありません。

データ移行に失敗し、過去の固定資産台帳が参照不能になる

Excelや旧システムから新システムへの移行時に、データ形式の不一致・文字コードの差異・項目マッピングの誤りが原因で、過去の固定資産台帳データが正確に引き継がれない事態が起きます。特に、数千件・数万件規模の資産データを扱う中堅・大企業では、移行後に減価償却計算の基準値がずれるトラブルが発生し、過年度の税務申告に影響が及ぶケースもあります。

移行支援の工数や費用を過小評価してベンダー選定を行い、移行後の検証フェーズを十分に確保しなかったことが主因となります。導入前の段階で「データ移行支援の具体的な手順と検証プロセス」「移行実績の件数と規模」をベンダーに確認することが欠かせません。

既存の会計システムとの連携が不十分で、二重入力の手間が残る

固定資産管理システムを新たに導入したにもかかわらず、既存の会計ソフトや財務システムとの連携が手作業のCSV取込に留まり、月次処理のたびに二重入力・照合作業が発生することがあります。特に、仕訳データの自動連携(APIリアルタイム連携)を前提に製品を選定したにもかかわらず、実際にはCSV連携しか対応していないことが導入後に判明するケースが典型例です。

「連携に対応している」という説明を鵜呑みにせず、連携の方式(API連携かCSV連携か)、自動化の範囲(仕訳自動生成・自動転記の有無)、連携先システムのバージョン対応状況を、PoC(概念実証)や詳細仕様書の確認を通じて事前に検証することが失敗を防ぐ鍵となります。

要件定義が不足し、業務フローに合わないシステムを選んでしまう

固定資産管理の業務は、会計・税務・現物管理・棚卸の各領域にまたがります。どの業務課題を優先して解決するかを明確にしないままシステムを選定すると、「台帳管理と減価償却計算は改善できたが、棚卸効率化の課題は解消されなかった」「IFRSの複数帳簿管理が必要だったが選んだシステムが非対応だった」といった状況に陥ります。

要件定義フェーズで実務担当者(経理・税務・総務・情シス)が参加せず、上位職のみで製品選定が進んだ場合や、デモンストレーションで見た機能と実際の運用時に使う機能の乖離を把握しないまま契約した場合に、こうした不一致が生じやすくなります。

導入後の保守・サポート体制が手薄で現場に定着しない

初期導入費用や機能の比較に注力した結果、保守・サポート体制の確認が後回しになるケースは少なくありません。導入後に問い合わせへの応答が遅い、専任担当者が付かない、トレーニング資料が不十分といった状況では、現場担当者がシステムを活用しきれず、結果として旧来のExcel管理との併用が続いたり、入力精度が上がらなかったりする事態が起きます。

税務申告の期限(償却資産税の申告期限は翌年1月31日、法人税申告は期末2ヶ月以内)に向けてシステムトラブルが発生した際に、迅速に対応してもらえる体制があるかどうかは、安定した業務運用に直結します。

固定資産管理システムの導入失敗を防ぐ選定ポイント

失敗パターンを把握した上で、システム選定時に確認すべきポイントを整理します。

法改正・会計基準アップデートの実績と体制を確認するか

クラウド型システムでは、法改正対応が自動アップデートとして提供されることが多く、オンプレミス型に比べて改正対応コストが低い傾向があります。ただし、クラウド型であっても、新リース会計基準への対応状況(対応済みか、対応予定があるか、対応時期はいつか)は製品ごとに異なります。「対応中」「対応予定」という案内にとどまる場合は、対応時期の確約と、その間の暫定運用方法をベンダーに確認しておく必要があります。

過去の法改正対応履歴(税制改正対応リリースノート等)の確認や、導入企業への取材・口コミ情報の収集も、選定の精度を高める手段となります。

データ移行支援の具体的なプロセスと実績を把握するか

データ移行の成否は、ベンダーが提供する移行支援の内容と、自社データの品質・量に大きく依存します。選定時に確認すべき事項として、以下が挙げられます。

  • 過去のExcel・旧システムからのデータ移行実績(件数・規模・業種)
  • 移行用テンプレートの提供有無と、自社データへの適用可否
  • 移行後のデータ検証(台帳照合・減価償却計算の試算)を支援するプロセスがあるか
  • 移行失敗時のリカバリ対応と、並行稼働期間の設定の有無

移行支援を「別途有料オプション」として提供するベンダーと、標準サービスに含まれるベンダーがあります。見積もり段階でデータ移行の範囲と費用を明確化しておくことで、後から追加費用が発生するリスクを軽減できます。

会計システム・ERPとの連携方式(API/CSV)を検証するか

連携の方式によって、業務自動化の範囲と精度が大きく変わります。API連携であれば仕訳データのリアルタイム転送が可能ですが、CSV連携では手動でのエクスポート・インポート作業が残り、転記ミスのリスクが生じます。

既存の会計システム・ERPの名称とバージョンを提示した上で、「どの連携方式に対応しているか」「標準機能で対応できるか、カスタマイズが必要か」を具体的に確認することが求められます。また、将来のシステム刷新(会計ソフトのクラウド移行等)に伴い連携仕様が変わる可能性も考慮し、API連携の柔軟性(オープンAPI対応か、特定製品専用か)を把握しておくことも重要です。

要件定義フェーズに伴走するコンサルティングが提供されるか

固定資産管理の業務フロー整理から、システムに落とし込む要件の言語化まで、自社で完結させることは実務担当者にとって負荷が大きい作業です。ベンダーによっては、契約前の段階から業務ヒアリングや要件整理を支援する「導入コンサルティング」を提供しており、こうした伴走型の支援があることで、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

特に、IFRS対応・グループ会社の連結管理・複数事業所の棚卸など、複雑な業務要件を持つ企業では、要件定義フェーズの支援内容がベンダー評価の重要な基準となります。

本番稼働後のサポート体制と応答水準を比較するか

導入後のサポート体制は、製品のスペックシートには掲載されないことが多く、選定時に見落とされがちな観点です。確認すべき事項として、専任担当者の有無、問い合わせチャネル(電話・メール・チャット)と対応時間帯、トラブル時の最大応答時間(SLA)、ユーザー向けのオンラインヘルプ・トレーニング資料の充実度などが挙げられます。

導入企業のレビューやユーザーコミュニティにおける評判の確認、実際の導入企業へのヒアリングも、サポート品質を判断する有効な手段です。

導入失敗を防ぐ固定資産管理システムの活用

ここからは、上記の選定ポイントに照らして、法改正対応・データ移行支援・システム連携の各面で特徴を持つ固定資産管理システムをご紹介します。各サービスの機能・連携方式・サポート体制を比較した上で、自社の課題に合うシステムを検討してください。

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サービス名マネーフォワード クラウド固定資産ProPlus 固定資産システムOBIC7 固定資産管理システム
提供会社株式会社マネーフォワード株式会社プロシップ株式会社オービック
提供形態クラウドオンプレミス/IaaS/SaaSオンプレミス(ERP統合)
月額費用要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
法改正・会計基準対応(税制改正は自動アップデート。新リース会計基準は別製品対応)(24ヶ国対応、IFRS16標準対応)(日本基準・IFRSのダブルスタンダード対応)
データ移行支援(セルフ/サクセスプランを選択可)(シリーズ累計5,500社の導入実績)(OBIC7 ERP基盤上の統合移行)
会計システム連携(クラウド会計PlusとAPI連携、他社はCSV連携)(ERP・会計システムへの自動仕訳連携)(OBIC7 会計情報ソリューション基軸で自動仕訳連携)
導入コンサルティング(サクセスプランで専任担当者が伴走)(大企業・上場企業向けの伴走型導入支援)(システムインテグレーション事業として伴走)
SOC1 Type2対応××
詳細情報ミーティングを予約する公式サイト公式サイト

※上記情報は各社公式サイト・公式資料に基づき2026年4月時点に調査したものです。最新情報は各社にお問い合わせください。

マネーフォワード クラウド固定資産(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド固定資産の公式サイト

株式会社マネーフォワードが提供する、クラウド型の固定資産管理システムです。固定資産台帳の登録・管理から減価償却計算、法人税別表16および償却資産申告書の出力、会計システムへの仕訳連携までを一元的に担います。クラウド型のため、税制改正への対応は自動アップデートで提供され、法改正のたびに自社でマスタ改修を行う負荷を抑えられます。

マネーフォワード クラウド会計PlusとはAPIで1クリック仕訳連携が可能で、他社の会計システムとはCSV連携に対応しています。導入支援としては、自社でシステム設定を行う「セルフプラン」と、専任担当者が運用開始まで伴走する「サクセスプラン」の2種類を用意しており、自社の状況に合わせた体制を選択できます。また、内部統制対応を要する企業向けにSOC1 Type2報告書を提供しています。

新リース会計基準(2027年4月から強制適用)への対応は、2025年11月に提供開始された別製品「マネーフォワード クラウドリース会計」が担う構成です。リース資産管理を本システムで一元化したい場合は、別製品の導入も含めた検討が必要です。

ProPlus 固定資産システム(株式会社プロシップ)

ProPlus 固定資産システムの公式サイト

株式会社プロシップが提供する、大企業・上場企業を主な対象とした固定資産管理パッケージです。1994年の販売開始以来、固定資産領域に特化した開発を継続しており、シリーズ累計5,500社の導入実績を持ちます。1資産に対して最大6帳簿(財務会計・税務・IFRS・償却資産税申告等)を同時管理できる複数帳簿機能は、法改正への柔軟な対応を可能にします。

IFRS16(新リース会計基準)への標準対応、24ヶ国の固定資産税務への対応など、グローバル対応の点でも実績があります。IFRSを早期適用している270社のうち80社がProPlusユーザーで、早期適用を表明している11社も含めた281社のうち86社がProPlusユーザーとの公式データ(2024年5月時点の東証HPより)は、同製品の大企業向け対応力を示す指標です。データ移行支援については、5,500社の豊富な導入実績に裏打ちされた体系的なプロセスが整備されています。

OBIC7 固定資産管理システム(株式会社オービック)

OBIC7 固定資産管理システムの公式サイト

株式会社オービックが提供する統合業務ソフトウェア「OBIC7」シリーズの会計情報ソリューションに含まれる固定資産管理モジュールです。台帳登録・異動管理・減価償却計算・現物管理・減損処理・資産除去債務管理・税務申告書作成までを一体で担い、会計情報システム基軸で同一データベース上で処理結果が仕訳として自動連携されます。

日本基準とIFRSのダブルスタンダード管理(2基準の帳簿を並行管理)に対応しており、連結会計でIFRSを適用する大企業での採用実績があります。OBIC7シリーズ全体の累計導入社数は28,000社超(公式「オービックの特長」ページ記載)で、ERPの安定性と他モジュールとのデータ一元管理を重視する企業に適しています。

また、以下の記事では固定資産管理システムの主要製品について、機能・料金・対応会計基準などを詳細に解説しています。導入を検討される方は、ぜひこちらもご覧ください。

まとめ

固定資産管理システムの導入失敗は、「法改正対応の遅れ」「データ移行の失敗」「既存システムとの連携不足」「要件定義の不足」「サポート体制の不備」という5つのパターンに集約されます。いずれも、導入前の検討段階で防げるものです。

システム選定では、機能や価格だけでなく、法改正へのアップデート体制、データ移行支援の実績、会計システムとの連携方式、要件定義フェーズへの伴走支援、本番稼働後のサポート体制を総合的に評価することが重要です。導入形態(クラウド・オンプレミス)ごとに強みが異なるため、自社の業務規模・現行システム環境・将来の拡張計画に照らして比較検討を進めてください。

導入失敗のリスクを低減するためにも、ぜひ複数のサービスの資料や導入相談を活用してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 固定資産管理システムの導入で最も多い失敗原因は何ですか?

A. 要件定義の不足と、データ移行計画の甘さが主因となるケースが多く見られます。「どの業務課題を優先して解決するか」を実務担当者を交えて明確にしないまま選定を進めると、導入後に業務フローとのミスマッチが生じます。データ移行については、移行支援の具体的なプロセス・費用・検証方法をベンダーに詳細確認することが重要です。

Q. 新リース会計基準(2027年4月強制適用)に対応できていないシステムを使っている場合、どうすればよいですか?

A. まず現在使用しているシステムベンダーに対応時期を確認し、対応ロードマップを把握することが最初のステップです。対応予定がない、または対応時期が不明な場合は、新リース会計基準対応製品への切り替え、または対応製品の追加導入を早期に検討することが求められます。強制適用は上場企業・一定規模以上の企業が対象で、2027年4月1日以降に開始する事業年度からとなります。

Q. クラウド型とオンプレミス型はどちらが法改正対応に強いですか?

A. 一般的にはクラウド型のほうが法改正対応が迅速です。クラウド型は税制改正・会計基準改正への対応が自動アップデートで提供されることが多く、自社でのプログラム修正・マスタ改修の手間がかかりません。ただし、製品によって対応内容や対応時期は異なるため、クラウド型であっても選定時点での対応状況の確認は必須です。オンプレミス型は自社要件に合わせたカスタマイズ性が高い一方、法改正対応コストと対応スピードに注意が必要です。

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